若い頃感じたことのある懐かしいドキドキ感

彼女と出会ったのは私が30代後半で
知り合いの会社に転職し、
初めてその会社を訪問した時
入口のドアを開けてくれたのが
彼女でした。

「こんな若くてかわいい子がいるんだ。」
というのが第一印象。

「なんとなく気になる存在。」
ではありましたが
入社した後は
私の悪い癖で彼女の短所を
探しはじめていました。
今思うと「好き」という気持ちを
封印しようとしていた様に思えます。

そうして入社から5か月くらい経ったある日
残業で彼女と二人きりになったことが
ありました。

それまで仕事以外の話をすることは
ありませんでしたし
彼女も人見知りだったため
ほとんど会話することも
ありませんでした。

狭いオフィスの中
なのでずっと黙っているのも
妙な感じ。
なので、仕事以外の話もしながら
お互いパソコンに向かっていました。

その会話の中で
彼女はアニメ好きということがわかり
たまたま私も見ていたアニメだったので
少しだけ話が盛り上がりました。
話が合ってうれしそうな彼女を
見て妙にテンションが
上がっている自分がいました。

その後、偶然帰りが同じ方向だった
ことを知り
車通勤の私は彼女を
家の近くまで送りました。

20分程度のドライブでしたが
彼女を下した後、
ものすごく胸がドキドキしている自分が
いました。

 

f:id:fronteer:20220122210850p:plain

とても若いころに感じたことのある
この感じ。

そんな自分に戸惑いつつも
気持ちが走り始めている
自分がそこにはいました。